九份金鉱博物館 |金鉱博物館は金瓜石のほうじゃないの?と疑問を持っていませんか?かの有名な黄金博物館は九份から少し距離があった金瓜石にいる「金瓜石黄金博物館」。今回紹介するのは九份老街の中に潜んでいた「九份金鉱博物館」。あんまり知られていませんが、ここ「九份金鉱博物館」は見た目では計り知れないほどの歴史が残されてあります!
まずは九份という街の歴史をさらってみましょう~日本統治時代に金鉱の発掘により九份の街が発展され、金鉱のほか炭鉱の坑道もつれて発展されました。過剰の鉱業資源開発で生産量が減り続け、1971年に閉山。九份と周辺の街ごとに衰退の時代を迎えます。
再びスポットライトを浴びたのは1989年。侯孝賢監督の映画「悲情城市」の舞台となったことで台湾国内だけではなく、国際的にも観光地として注目されることになりました。九份地域の人々の努力で世界中に台湾を代表するほどの人気観光地となりました。
九份金鉱博物館|実家を九份金鉱博物館に改築
九份老街のすぐ傍に構えていたこの建物、外観から見るとどうしても博物館には見えません~お世辞にも綺麗とかに縁がなく、言葉悪いですが、怪しい雰囲気を漂っている気もします。
実は、この建物は博物館創立者曾水池さんの実家であります。曾水池さんはかつて金鉱坑道で三十年以上働いていた元金鉱労働者です。九份の鉱業が閉山となり、観光地として再度スポットライトを浴びることとなりましたが、金鉱の歴史は時間の流れと共に忘れられないように、1992年に実家の建物を改築して、この「九份金鉱博物館」を創立しました。現在は息子と孫が継いで、「私たち以外には、もう誰も九份のこの歴史を語らなくなるから」と心意気を込めていました。
九份金鉱博物館 |九番坑・昔の知恵
それでは、失礼な言い方かもしれないですが、勇気を出して「九份金鉱博物館」に入りましょう~入ってすぐに「九番坑」と名付けられた模擬坑道です。金鉱、炭鉱を運ぶ「軽便車」は当時実際に今の軽便路に走っていた台車とレールはそのまま展示されています。
ここからは鉱山坑道労働者の一日、仕事用の装備や道具を揃えて、鉱山坑道に入って過酷な鉱山労働が始まります。ここの参観動線は開館以来変わっていません。元鉱山労働者の曾さんが来館のみなさまに一番当時のままを体験してほしいと服装も道具も当時坑道内の配置そのまま!
たくさんの道具の中、一番目を惹くのがこの「煌火」という道具。館長の話によりますと、「煌石」という鉱物が水にふれると乙炔(電石氣)/アセチレンが発生され、火を付けると灯り続ける原理を利用して、坑道内の照明となります。しかも、坑道の奥に酸素が足りなくなったら、火が弱くなり、気が付かないうちに酸素不足で倒れることを防止可能に!
九份金鉱博物館 |原石エリア・黄金の本来の姿
次に来たのは「原石エリア」。ここに展示された色んな石、見た目はただの石に見えますが、かつて九份の金鉱労働者たちが実際に採られた黄金の原石です!当時の鉱山労働者はあの薄暗い坑道の中で、現在の技術も持ち合わせてなく、長年の経験で鉱石の共生などで金鉱の位置を判断する。
金ぴかの黄金だけではなく、より鉱山労働者に近い金鉱の鉱石そのままを保存、展示して、現在の人々にも昔の鉱山のありのままを伝承していきたいと創立者の思いが感じられます。
砂金、虫や糸みたいな金、真っ黒の石からも黄金!
九份金鉱博物館 |体験エリア・石から黄金に!
二階には体験エリアが設けられてあります。実際に道具を触れて、石から黄金になる過程が体験できます。ここの道具も当時使用されたもので、約百年の歴史がある骨董品です!
当時の道具や機械で選鉱体験~この黄金の選鉱方法は九份独特な方法。よく知られていた金瓜石の黄金はより細かく砂金に近いため、ここのやり方とは異なるとのことです。
いかがでしょうか?小さな私設博物館で、館内では中国語と英語の説明がメインとなりますが、九份の金鉱歴史をより深く体感ができます。金瓜石の黄金博物館もいいですが、より九份の歴史に近付けるここ「九份金鉱博物館」もいい選択ですよ!
九份金鉱博物館
住所:新北市瑞芳区石碑巷66号
電話:02-24966379
営業時間:10:00-18:00
ホームページ:http://jioufen-goldore-museum.mystrikingly.com/
入場料金
大人 NT100元
子供 NT60元
※解説付き(中国語、英語)
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BLOG POST
九份映画 |近年日本にでも人気が徐々に上がってきた台湾映画。ストーリ、出演者、映画の監督に興味を持ったほか、映画のロケ地・ゆかりの地の風景や街の風情が台湾映画の一番の醍醐味でもあります。その中、九份や金瓜石周辺が舞台となる映画は結構前から台湾好きな日本の方の中で結構なブームとなっていました。映画で街かつての繁栄を取り戻した九份、一緒に九份周辺映画ゆかりの地をめぐりましょう~
九份映画|千と千尋の神隠し
世界中に旋風を巻き起こった「千と千尋の神隠し」。今までのジプリ映画もそうですが、映画の中に描かれた幻想的な風景のモデルとなった地を現実世界に探してしまう現象!
そこで台湾の観光地として世界的にも人気が出てきた九份の名も出てきました。「阿妹茶樓」の外観があの「油屋」の外観に似ていて、赤提灯の石階段や霧がかかった時に幻想的な街風情、屋台風の店が軒並みの九份老街、昔は九份の出入り口となったトンネルも映画の場面と似ている。さらに、九份の当地グルメまで映画の中に出てくる食べ物に見えることも言われていました。
実際に、宮崎駿監督は「千と千尋の神隠し」と九份とのゆかりを否定されました。それでも、九份の街を歩いて「千と千尋の神隠し」の世界観を思い出しながら、錯覚でもジブリの世界に飛び込んだような気分になれますよ。
■映画ゆかりのスポット:阿妹茶樓、豎崎路の赤提灯石階段、九份山磅坑口(トンネル)
■ゆかりスポットの行き方:
阿妹茶樓、豎崎路の赤提灯石階段-九份老街入り口から基山街を沿って前進すると豎崎路の石階段の交差で階段を下りる。
九份山磅坑口(トンネル)-軽便路の行き当たり、途中昇平戯院を経過する。
九份映画 |悲情城市
日本では一番有名な台湾映画とも言える「悲情城市」。日本にもファンがたくさんいた-侯孝賢監督の人気作品です。終戦後の九份、基隆を舞台にし、台湾の政治事件二二八事件を題材にしたこの映画、実際でも1989年前後の九份をロケ地で映画を撮影しました。「悲情城市」はヴェネツィア国際映画祭グランプリを受賞し、世界中に注目されまして、衰退した九份の街を観光地として現在の人気への火付け役でもあります。
映画の中に映った昔の九份街風景と現在人気観光地となった九份老街の雰囲気を比べながら散策するのも一興あり!
■映画ゆかりのスポット:豎崎路の赤提灯石階段、基山觀景亭
■ゆかりスポットの行き方:
豎崎路の赤提灯石階段-九份老街入り口から基山街を沿って前進すると豎崎路の石階段の交差で階段を下りる。
基山觀景亭-「九份老街」バス停より前を進んで約1分
九份映画 |無言的山丘
1992年に公開された「無言的山丘」は日本統治時代の台湾をストーリした映画。王童監督の「台湾現代三部作」の三作目とされています。映画は九份近辺の金瓜石地域の鉱山が舞台となり、実際にも金瓜石の鉱山で撮影し、昔鉱業により盛んだ街の盛況を再現されました。
現在はほとんどの鉱山坑道は閉鎖されましたが、金瓜石黄金博物館の中に本山五坑(本山の第五坑道)は昔の坑道を修復し、坑道を歩く体験ができます。また、気軽く行ける場所ではないですが、映画の中に映画題名の「無言山丘」と言われた石垣が現在もあります。
■映画ゆかりのスポット:本山五坑(本山の第五坑道)、無言山丘
■ゆかりスポットの行き方:
本山五坑(本山の第五坑道)-金瓜石黄金博物館の中、別途体験料金要
★本山五坑(本山の第五坑道)は2020年6月30日までメンテナンスのため休止中
無言山丘-黄金滝の上、「六坑斜坡索道」方面へ進み、分けれ道で左、登山歩道を沿って進んだら着きます。経験者向けの登山道のため、装備を整ってから行くのがおすすめです。
九份映画 |多桑
九份所在の瑞芳地区出身の吳念真監督自身の半自伝的な映画「多桑」。実は日本語の「父さん」の当て字です。九份鉱山地区の生活を描写し、吳監督のお父さんがモデルとなった鉱山労働者のストーリ。日本統治時代で育った父さんは中華民国政府への転移時代を生きた話の映画です。
映画のロケ地は吳監督の故郷-大粗坑、鉱業の盛況期では九份地域で一番金鉱により繁盛した街と言われています。鉱業が衰弱した今、街は空き屋や廃墟も多々見えます。寂しげの中、あの時代に潜んだ悲しさも語ってくれたような気がします。
圖片來源:IG @yichikuo
圖片來源:IG@chaohsuan_photography
■映画ゆかりのスポット:大粗坑古道、大粗坑古聚落
■ゆかりスポットの行き方:
台鉄瑞芳駅からバス基隆客運-827(瑞芳-福山宮)「福山宮」で下車、歩行約25分
九份映画 |八番口的新娘
「八番口的新娘」は九份八番坑口を舞台にした映画。八番坑口は日本統治時代の金鉱坑道の一つ。ちなみに九份老街のスポットでよく紹介されたのは「五番坑」となります。映画は台北市内から九份へ転勤した若い警察が鉱山坑口の事故で夫を亡くし乱心した女性と出会い、同情でその女性を妻にした話。題名の「八番口的新娘」は 八番坑口の花嫁 との意味で、全編八番坑口で撮影されました。八番坑口今は既に閉鎖されましたが、九份福德宮から俯瞰できます。九份老街豎崎路石階段の一番下にいた九份派出所(九份交番)隣の「瑞芳風采館」は映画の中の交番のロケ地となります。既に知っている方も多いかもしれませんが、日本映画「着信アリ2」もここで撮影されました。
圖片來源:IG @roam_taiwan
■映画ゆかりのスポット:八番坑口(九份福德宮)、瑞芳風采館
■ゆかりスポットの行き方:
九份老街豎崎路石階段の一番下、瑞芳風采館は交番の隣、八番坑口(九份福德宮)は道の向かい側
いかがでしょうか~九份を舞台に、またはゆかりの地とした映画を一度観てみませんか?今回紹介した台湾映画、「無言的山丘」は1920年代の鉱山労働者の話、「多桑」は戦後鉱山労働者の自我認知、「八番口的新娘」は政府転移後の社会問題。一連で観てみると、九份の歴史と深さをより体感できるではないでしょうか?
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九份チャイナドレス |鉱業や映画などの発展と衰弱を共に栄枯盛衰の歴史を歩いてきた九份。街中に漂う昔懐かしい雰囲気を、この街の深みをさらに感じたいなら、九份でのチャイナドレス体験はいかがでしょうか?チャイナドレスを身に纏い、昔にタイムフリップするように、一般的の観光と一風変わった写真を撮りませんか?
九份チャイナドレス |九份のチャイナドレス「CHIPAO」
着物や浴衣を着て街を散策するのが日本の京都では珍しくない風景。このような服装体験は古い町並や風情漂う街にもってこいですので、台湾では九份が一番似合う街ではないでしょうか~九份観光に是非撮っておきたい写真のほか、一般的な観光写真と違うものも撮りたくなりますよね!そんな方々にはチャイナドレス体験をおすすめします!!
(Instagram:dtan_tantan)
実は台湾人でもみんながみんなチャイナドレスを持っているわけでもなく、ここではレンタルが一番!この店の店名「CHIPAO」は何を隠そう、チャイナドレスの中国語「旗袍」の発音です!バスで九份に来た場合、九份老街バス停を降りてから振り返ると赤い提灯とチャイナドレスが見えます、それが「CHIPAO」です。店は九份老街のど真ん中ではないので、ゆっくり着替えてから老街へ向かうことができるのが気持ち的にも余裕が持てます~
CHIPAO(Instagram)
住所:新北市瑞芳区汽車路32号
電話: 0966-246-913
営業時間:11:00–19:00
九份チャイナドレス |チャイナドレスをレンタルしよう!
観光地でのレンタル料金はさぞ高いでしょう?みんな思っていませんか?ここ「CHIPAO」のチャイナドレスレンタル料は思いのほかお手頃!チャイナドレスは一日レンタルでただの800元!男性と子供のドレスは一日400元!丈や袖の長めなものや短めなもの、スリット有無、カラーや柄も派手目なものから落ち着いたものまで、現代風だったり、クラシックだったり、あまりチャイナドレスでは見かけないチェック柄なども、サイズ、バリエーション豊富!選ぶには結構悩みます!
(Instagram:__yummy1104)
友達同士やカップル、家族で、グループでと、みんなで着て、九份の街と一緒に写真に収めれば、いい思い出になると思います!営業時間内では一日の計算になりますので、開店時間の11時から一日中チャイナドレスで過ごすこともできます。
九份チャイナドレス |チャイナドレス着ていればこその写真スポット
気に入りのチャイナドレスを着替えたら、いざ九份老街へGO!!
チャイナドレスを着ていれば、九份老街の何もない一角でも絵になるのです。それでは、チャイナドレス着ていればこその写真ポイントを押さえておきましょう~
【豎崎路/赤提灯の石階段】
提灯が並べて急な細い石階段道。九份の代名詞ともいえる赤い提灯が延々と飾ってあった豎崎路の階段を見上げると、ああ九份に来たな、と実感して旅情が高まります。ここで写真撮るには九份へ来た観光客も絶対外せないポイント、溢れる人を避けて写真を撮るのはほぼ不可能ですが、石階段に軒並みなお茶屋の展望台や窓辺でもいい写真が撮れますよ!
(Instagram:cary0316 )
一番人気の「阿妹茶樓」前ではなくでも、石階段をもっと上に行くと人足も少なくなるし、いい写真も撮れますよ!
(Instagram:dtan_tantan)
(Instagram:dtan_tantan)
※赤提灯の点灯後に写真もいっぱい撮りたいと思いますので、「CHIPAO」の営業時間には注意してね!
【阿妹茶樓】
宮崎駿監督が映画「千と千尋の神隠し」の着想を得たという噂が広まって人気が高まった「阿妹茶樓」。赤提灯が並んだ建物の外観や石階段からの角度はもちろん、店内のインテリアは竹やチャイナ風のものも多く、カメラを構えたらすぐチャイナドレスで中国風の古典美女に変身!
※九份の茶芸館・お茶屋は:雨の日の過ごし方・茶芸館
【軽便路】
穴場の店が多い軽便路、メインストリートの基山街の下に基山街と平行にくねくね進む道。古い家屋やお洒落レトロカフェなども多いので、九份老街の溢れてくる人を避けて昔懐かしい台湾の風情がフイルムにおさえることができます。
(Instagram:xx_phoe_be)
(Instagram:xx_phoe_be)
【昇平戯院】
九份の歴史と共に歩いてきた、九份街を代表する「昇平戯院」。新北市政府から記念建造物に指定し、建物の復元と劇場の再建を進み、2011年に展示イベント会場として甦ることに成功しました。再建完成された「昇平戲院」の内部は1960年代の劇場の再現を。館内は当時から保存されたアンティークの放映機や宣伝広告用の三輪車、九份山地区特有の子供が担いで歩く宣伝看板なども展示され、チケット販売窓口や映画のポスター、販売部まで当時の模様を復元されました。
チャイナドレスでまるであの時代へタイムスリップしたような気分が味わえて、あの時代の懐かしいさや劇場の雰囲気が堪能できます。
※昇平戯院をもっと知りたい:九份昇平戯院 | 北台湾最も古い劇場へタイムスリップ
いかがでしょうか?今度九份に来たら、チャイナドレスレンタルして、今までと違う風情を体感しましょう~
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九份昇平戯院 | 九份に来たら必ず出会う観光スポット「昇平戯院」。昇平戯院の前にあるちょっとした広場を集合場所として利用するか、そのまま通過するか、「昇平戯院」の中に入る人は少ないのでは?九份の町をもっと知りたいなら、九份の歴史と共に歩いてきた「昇平戯院」が必見スポット!昔懐かしい時代へタイムスリップしよう~
九份昇平戯院 | 九份の歴史そのまの
1914年、今とは別の場所で木造のステージが造られ、それが「昇平戯院」の起源となります。1934年に現在の場所に移し、新しく二階建ての建物、一階はレンガ、二階は木材で建てられました。当時日治時代のため、熟語「歌舞昇平」から昇平の意を取って、「昇平座」と名づけられました。収容人数は500~600人ほど、舞台には盆を回すレールが敷いてあり、観客席には扇風機も設置されまして、当時では最先端の劇場設備が揃えました。
▲台湾北部では最も古い劇場と言われています。
その後、「昇平戯院」へ改名して、1962年にて再度改築されました。長年繁栄し、九份地域の娯楽を代表してきた「昇平戯院」ですが、テレビの普及や九份の鉱山事業衰退と共に、1986年閉館となりました。町は衰退していますが、栄枯盛衰を歩いてきた九份こそ、その深みのある一面も惹かされて映画、芸術を携わる監督が九份を「悲情城市」、「多桑」、「戀戀風塵」などのストーリー背景や映画ロケ地を選ばれました。その中、「悲情城市」がベネチア国際映画祭でグランプリを受賞したことで、九份の町は再び脚光を浴び始めます。
閉館後に誰にも手付かず放置された「昇平戯院」はやがて崩れ落ち、廃墟化。経営権を何度も移転され、2009年に新北市政府に贈呈されました。新北市政府は「昇平戯院」を記念建造物に指定し、建物の復元と劇場の再建を進み、2011年に展示イベント会場として「昇平戯院」が甦ることに成功しました。現在は新北市の黄金博物館が管理しています。
九份昇平戯院 | 時代の最先端を行く劇場
当時では最先端劇場の昇平座、「昇平戲院」に改名後1962年にて再度改築。その時も時代の流行りのバロックのような建築様式を取り入れました。屋根は高級杉の木材にアスファルトで葺き、木造だった二階は防音と遮熱性のあるコンクリートブロックで建て替えされました。柱は六角形で、一階の観客席は折り畳み可能の六連座長椅子、二階はU字型で造られました。建材も劇場設備も当時最新、最先端のもの。
「昇平戲院」一番繁栄した時期には歌仔戲、新劇、布袋戲などと映画の上映に使われ、九份地域のエンターテインメントを担いてたほか、近隣の金瓜石や瑞芳地域の人々もここ「昇平戲院」へ足を運ばれ、九份を娯楽や飲食業で盛り上がり、周辺地域の中心に発展されました。1960年代、台湾には映画ブームが到来!「昇平戲院」の上映内容も舞台劇から映画の上映がメインになりました。人気映画の初上映や、他の映画館ではなかなか上映権が取れない映画の独占上映もでき、当時台湾劇場界にて「昇平戲院」の一世風靡さを語ってくれました。
九份昇平戯院 | 昔懐かしいあの時代へタイムスリップ
2011年に再建完成された「昇平戲院」の内部は1960年代の劇場の再現を努力しました。一階の石板壁と木製の連座長椅子、二階のコンクリートブロック壁とU字型も復元。館内は当時から保存されたアンティークの放映機や宣伝広告用の三輪車、九份山地区特有の子供が担いで歩く宣伝看板なども展示され、チケット販売窓口や映画のポスター、販売部まで当時の模様を復元されました。まるであの時代へタイムスリップしたような気分が味わえて、あの時代の懐かしいさと劇場の雰囲気が堪能できます。
▼当時使われた放映機
「昇平戲院」の歴史を紹介するスペースも設けてあり、劇場内のスクリーンでは定時に「昇平戲院」の再建記録ドキュメンタリー、九份地域の歴史文化の紹介映像や昔懐かしい台湾映画などが上映されてあります。入場も映像鑑賞も無料!九份に来て、グルメや赤提灯の町風景以外に、「昇平戲院」に九份の歴史や町の深さをもっと体験してはいかが~
▲当時のチケット販売窓口、今は色んなチラシなどが置いてあります。
▼人力看板は担いで記念写真が撮れます!
▼昔懐かしい販売部
昇平戯院 | 詳細、行き方、周辺情報
■昇平戯院
電話:(02)2496-9926
住所:新北市瑞芳区輕便路137号
開放時間
月~金曜:09:30-17:30
土、日:09:30-18:00
休館日:每月第一月曜(祝日なら開放)、旧暦新年大晦日と元日
※他不定期休日は別途にてお知らせ
入場料:無料
上映内容は ここにご参照
■行き方
昇平戯院は九份老街の中、一番有名な赤提灯の階段(豎崎路)と軽便路の交差点に。九份老街に着いて、メインストリートの基山街を直進して約15分、赤提灯の階段(豎崎路)を下りて約3分で軽便路の交差のちょっとした広場に、左手側が昇平戯院!
人混みが避けたい場合、基山街(舊道口)の入り口辺りに公衆トイレがあり、すぐそばの階段から降り、軽便路を左に進んで10~15分で広場に到着、目の前が昇平戯院!
九份への行き方▼
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九份観光&時間
台湾観光の定番コースとなった九份。その眺望のよさと情緒あふれる街並みで多くの観光客を引き寄せています。半日で廻れる観光スポットですが、ゆっくり歩いてみると奥が深く、行く度に新たな魅力を発見できる場所でもあります!人気スポットや観光最適時間などの情報を手にして旅に出かけましょう~♪
■まずは九份の歴史を簡単におさらい
台湾北部の新北市瑞芳区にある山間の町・九份。日本統治時代に金鉱山として台湾有数の栄華を極めました。しかし、その後主要鉱物だった金と石炭の生産量が減り続け、1971年に閉山。衰退の時代を迎えます。
再びスポットライトを浴びたのは1989年。侯孝賢監督の映画「悲情城市」の舞台となったことで観光地として注目されることになりました。さらに日本では宮崎駿監督が映画「千と千尋の神隠し」の着想を得たという噂が広まって人気が高まり、レトロな街並みに似合う茶芸館やカフェが軒を連ねていったのです。
■九份への行き方、交通手段・アクセス方法
台湾九份行き方 | 人気観光スポット九份の行き方まとめ ご参考ください。
■とにかく雨が多いので、雨具は必携!
景色とくに夜景が美しいことで知られる九份ですが、海沿いの山間部なのでとにかく雨が降りやすいのが難点。昼間は晴れていたのに夜にはどしゃぶり…なんていうことも。通常は天気予報を見て準備してくださいとおすすめしますが、ここ九份はとにかく雨が多いし、屋根のない場所も多いので、雨具は必ず持っていきましょう!傘だけでなく、防水力のあるアウターを着ることをオススメします。冬場の気温は予想以上に冷えるので、きちんと防寒してお出かけください。また、九份は山の斜面にあり、急な階段が多い観光地であるため、歩きやすい、滑りにくい靴を履くことがおすすめです。
◎交通部中央氣象局-新北市 瑞芳區
九份観光&時間 |【基山街/九份老街】
九份のメインストリート基山街(舊道口から急階段までの道)に入ると、さっそく商店が密集しています。九份観光はここからのスタートが一番王道な観光ルートです!普通に歩けば10分程度の距離なので、観光所要時間は約1時間で九份を回れますが、この基山街だけで数時間遊べてしまい、予定以上観光の滞在時間が延びるのが九份のすごいところ。一軒目のお土産屋さんから、店頭にレトロなオモチャや驚くほど安い値段の耳かきなどが置いてあって思わず足を止めてしまう。一店舗が小さいので、混在具合は台北以上です。お土産店、小吃&B級グルメ、特産品、台湾雑貨など、いろんな店が点在!
◎基山街の店営業時間は夜19時前後までとなるのが多いです。夕暮れや夜景を堪能してからでは閉店時間に間に合わないかもしれません。
九份観光&時間 |【豎崎路/赤提灯の石階段】
豎崎路って言ってもピント来ないと思いますが、九份と言ったら一番に浮かんで来るそのイメージ!「千と千尋の神隠し」のモデルになった噂の提灯が並べて急な細い階段道が豎崎路!九份の代名詞ともいえる赤い提灯が延々と飾ってあった豎崎路の階段を見上げると、ああ九份に来たな、と実感して旅情が高まります。昼間の時間帯でもみんなが写真を撮りために立ち止るので、とにかく混雑!一番気になるのは提灯のライトアップ時間、実はライトアップ時間は日没時間が基準とされ、毎日時間が異なりますので、一定な点灯時間はないです。提灯のライトアップを目当てに夕方以降の時間帯では休日はもちろん、平日でもとにかく鬼混雑!!ですが、あちこちの雑誌やガイドブックに写真が載っている「阿妹茶酒館」の外観など、自分の目で見るとやはり一段と美しく、幻想的なもの!また、この石階段の豎崎路に「阿妹茶酒館」以外に茶芸館やお茶屋さんもたくさん!好きな店に入って、お茶しながらゆっくり幻想的な景色を堪能することもかなりおすすめ!
◎急な石階段のため、薄暗い夕暮れや夜の時間帯は特に、写真撮影に夢中の際にはぜひ足元に気をつけてください!
◎夕方以降、帰り道のバスもとにかく混雑!帰り時間にもぜひ注意して観光してください!
九份観光&時間 |【昇平戯院】
1934年(昭和9年)、ゴールドラッシュが栄華を極めていた九份に建てられた劇場です。日本時代に完成した建物で、鉱山事業の衰退と共に1986年に閉館となりましたが、2011年9月にリニューアルオープンしました。
実は昇平戯院は、1914年に別の場所で営業を開始したのが、1934年に現在の場所に移動し、現在の建物は1962年に改築されたものです。ここは九份の黄金時代を象徴するバロック様式の娯楽施設で、館内の2階はU字型、柱は六角形。当時の長椅子は折りたたみ式で、1000人ものお客さんを収容することができました。映画の上映中は吹き替えや解説をする人もいたそうです。現在劇場内には昔の映写機や映画のポスターが並んでいます。1989年、九份をロケ地とした映画「悲情城市」が、ベネチア国際映画祭でグランプリを受賞したことで、再び脚光を浴び始めます。現在は午前中に九份の歴史を紹介するドキュメンタリー映像を流し、午後は昔の映画上映を行う映画館となっています。入場料は無料です。
昇平戯院の前では広場とまでには言えないですが、少し広がった場所があり、赤提灯が点灯後の時間帯ではまた昼間と風情がからっと変わって、映画の中みたいな雰囲気に!また、ここから豎崎路の階段の上を向かっての角度も有名な写真スポット。昼間の時間帯でもここなら九份の雰囲気ばっちり撮れます!
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九份観光&時間 |【軽便路】
九份に来たら、ほとんどの人が「舊道口」から入り、メインストリートの基山街をクネクネ進み、赤提灯の石階段を下に降りていく。ですが、週末は人も多くて、揉まれ揉まれて店をゆっくり見ないまま、いつのまにか階段を降りてしまっていたということが…。そんな時!穴場の店が多い軽便路も散策してみましょう!
基山街(舊道口)の入り口辺りに公衆トイレがあり、すぐそばの階段から降りての道は軽便路になります。感覚というと、メインストリートの基山街の下に基山街と平行に進む道(クネクネ感も同じ位)。軽便路に降りてから一気に観光客の足が少なくなるのが少々心細いかもしれませんが、目の前に広がれた九份の景色にすぐ心掴まれます!階段降りてすぐ見晴らしのいい所にちょっとした展望スペースもあります。ここがいい写真スポットになります!山と海と夕日、見晴らしのいい日には最高な景色です!九份に多い雨の日でも、霧にかかった景色はまた違う九份の風情が堪能できます。
シャッターを押したくなる景色を右手に進みましょう。途中道がクネクネと狭くなり、やはり心細くなるかもしれませんが、右側にカフェや穴場の店が1軒、2軒とだんだん現れてきます。ここのカフェはテラス席が用意される店が多く、九份の景色を見ながらのコーヒーやティータイムもおすすめです。
さなに進みますと、人足が多くなりだんだん賑やかな感じになってきて、赤提灯の石階段/豎崎路との交差で目の前は昇平戯院!基山街より店の数は少ないですが、混雑の時間帯に軽便路を使って混雑回避にはいい策になるかもしれません。
いかがでしたか?九份の九份観光の人気スポット&観光時間をおさえながら楽しみ方は多種多様。皆さんも是非自分なりの楽しみ方を模索してみてください!
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